ゲーミフィケーションで、最高の顧客体験を提供

ゲーミフィケーションで、最高の顧客体験を提供

進化の著しいゲームのテクニックをビジネスに応用して、顧客体験の向上を図ります。

人類は、昔からゲーム好き

人類はかなり昔からゲームを楽しんでいたようです。紀元前のメソポタミアの遺跡からもゲームが発見されています。

 

そんな長いゲームの歴史の中で重要だったのがファミコンです。コンピューターゲームの登場は、ゲームを加速度的に進化させました。

 

以前は、仕事は仕事、遊びは遊びと、人々の頭の中では分かれていました。最近になりゲームが持つ、ユーザーを引きつける多種多様なテクニックに目を付け、ビジネスへの応用を狙ったのがゲーミフィケーションです。

 

ゲームが持つ魅力を説明するMDAモデル

タイムカウントやバッヂ等のちょっとしたテクニックもゲーミフィケーションの1つです。これだけでも上手く使えばかなりの効果なのが驚きです。

 

ゲーミフィケーションを総合的に捉え説明したのがMDAモデル、メカニックス(Mechanics)、ダイナミックス(Dynamics)、エスセティックス(Aesthetics)が頭文字です。

  • M:ゲームの仕組み(場の設定やキャラクター、ストーリー、ルールなど)
  • D:感情を動かす仕掛け(例:ボールが転がってきて避けるためにジャンプする)
  • A:ユーザーの感情(ハラハラして面白い、友達が増えて面白い、などなど)

面白いゲームとつまらないゲーム(いわゆるクソゲーと呼ばれる類)があるように、ゲーミフィケーションを導入すれば成功する、というほど単純ではありません。キーは顧客中心主義です。デザイン思考を用いて顧客への共感を常に忘れず、改善を繰り返すことが重要です。

 

ゲーミフィケーションのMDAモデル
ゲーミフィケーションのMDAモデル

ユーザーにエスセティックスを与えるのが最終目的です

顧客の期待値を超える楽しさを提供

激しさを増すビジネス環境では、もはやサービスが「問題無し」レベルでは問題有りです。顧客の期待値を超える楽しさを提供できなければ、いつ競合に流れてしまうか分かりません。

 

経営者は、自社のサービスがお客様の期待を超え続けているか、常に意識してください。

 

自社のサービスが魅力に欠けると悩んでいるなら、是非ビズフォリオまでご相談ください。

 

参考資料: Hunicke, R., LeBlanc, M., & Zubek, R. (2004, July). MDA: A formal approach to game design and game research. In Proceedings of the AAAI Workshop on Challenges in Game AI (Vol. 4, No. 1, p. 1722).

 

※記事は執筆者の個人的見解であり、必ずしもビズフォリオの公式見解を示すものではありません。

 

 

三木章義
PMP/FP/産業カウンセラー ビズフォリオ合同会社 代表社員

 

日系Sierでシステムコンサルティングに従事。企業における業務改革やBPR(業務のリエンジニアリング)、ビジネスモデルのトランスフォーメーション、プログラム/プロジェクトマネジメント等を支援。

 

2016年にビズフォリオ有限責任事業組合を設立。2021年より合同会社に形態を変更。「マネジメント・サイエンスを活用して価値創造の変革に貢献」を経営理念に、セミナーやコンサルティングサービスを提供している。