サステナブル経営への変革は、企業の経営戦略にも影響します
従来の経営から、サステナブル経営への変革が急務
街中でもテレビ、ネットでもSDGsのカラフルなマークを見ない日は有りません。企業は、従来の経営からサステナブル経営への変革が急務です。
サステナブル経営は、「『地球に優しい』を応援します」というようなイメージCMのレベルでは決して有りません。サステナブル経営に変わると、全ての企業活動に影響があります。
当然、戦略立案の方法も見直しが必要です。
サステナブル経営のための戦略マップ
サステナブル経営とは、簡単に言うと従来の財務の視点に、社会と環境の2つが加わることです。ステークホルダーは、シェアホルダー(株主)や顧客以外にも数多くへと拡がります。環境の視点の場合は明確なステークホルダーが無く、Planetと称する場合もあります。
従来の戦略策定には、財務や顧客、内部プロセス、成長と学習の4つの視点で戦略を考える戦略マップがよく使われます。
サステナブル経営には、以下のように少し拡張した戦略マップが必要です。
- 顧客を複数からなるステークホルダーに変更
- 経済、社会、環境の3要素からなるソーシャルの視点をゴールとして追加
【サステナブル経営向け戦略マップ(拡張版)】
サステナブル経営の戦略立案の方法にはまだ定番がありません。上記もその1つです。盲目的に導入するのではなく、自社に適応して評価が必要です。
プロアクティブに行動し、サステナブルを競争優位性へ変える
サステナブル経営への変革にはかなりのコストがかかります。しかし、目先のコストを嫌いギリギリまで先延ばしにする事はあまり得策ではありません。
当然、サステナブル経営への変革に対応できない企業は自然淘汰されるでしょう。けれども、それだけでは終わりません。サステナブルを競争優位性へと昇華できた企業のみが生き残れる時代が次に来るのは、火を見るよりも明らかです。
先を見据えたプロアクティブな行動は、貴社が生き残る大事なキーとなるでしょう。
今日ご紹介した戦略マップはその一例です。サステナブル経営への変革をより詳しく知りたい方は、是非ビズフォリオまでご連絡ください。
※記事は執筆者の個人的見解であり、必ずしもビズフォリオの公式見解を示すものではありません。
三木章義
PMP/FP/産業カウンセラー ビズフォリオ合同会社 代表社員
日系Sierでシステムコンサルティングに従事。企業における業務改革やBPR(業務のリエンジニアリング)、ビジネスモデルのトランスフォーメーション、プログラム/プロジェクトマネジメント等を支援。
2016年にビズフォリオ有限責任事業組合を設立。2021年より合同会社に形態を変更。「マネジメント・サイエンスを活用して価値創造の変革に貢献」を経営理念に、セミナーやコンサルティングサービスを提供している。
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